テントで家をすっぽり
By: Evan | 2014年3月14日
こんにちは! ハワイ不動産購入のお手伝いをしているハワイ州公認不動産取引士のエバンです。
——————- お知らせ —————–
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先日お客様の売却物件で
白蟻検査をした結果、
陽性結果がでました。
エスクローに入ったあとに売主負担で行うこの検査ですが、
白蟻検査官(日本語で書くと堅苦しいですね、Termite Inspectorといいます)
がレポートですすめる「推奨措置」を
売主が責任を持って行う事が義務づけられています。
白蟻には大きく2種類あって
ドライウッドターマイトとグラウンドターマイト(通称地中海ターマイト)です。
ドライウッドターマイトはハワイの家の8割に生息していると言われていますが
コロニーも小さく、大きな被害になるまでに10−15年とかかる
比較的メローなタイプです。
反対にグラウンドターマイトは厄介で
地中に生息し家に登って来てすごい勢いで木を食べ尽くすタイプです。
今回は前者が一部見つかっただけで
もしかしたら部分対策でも間に合ったかもしれませんが
検査レポートに書かれていた推奨措置は:
「Termite Fumigation」、お家テントです。
テントですっぽり家を覆い隠し、
ガスを中で噴射、
一日以上置いてガスを木の中までしみ込ませ
白蟻退治をするなんとも大胆な対処方法です。
ここハワイでもよく見かける光景ですね。
一番大切なのは
Sealingといって、
テントの密封性。
通常スネークという細長い袋に水をいれ
それを重しにしてぐるっと家を囲みテントを地面に押えておくのです。
テントは何枚もの大きな布を大きな洗濯ばさみのようなもので
とめて行きます。
この手間のかかる作業ですが
ハワイの木造は5年を目処にするところが多い様です。
売主からすれば
割れやすい瓦が屋根にしいてあると、
体の大きい業者のお兄さんがテントをはるときに
バリバリ割るのが怖いし、
買主からすれば
引き渡しまでに終わらせてほしい行程でもあります。
費用は家の立地、サイズによりますが、
2000ドルから
難しいものになると10000ドル程度の作業になったりします。
高価な資産ですので
虫に食われてなくなるのだけは避けたいですよね。
我が家も数年後にやることになるかと思います。
最後までお読み頂きありがとうございます。
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エバン
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